【映画紹介】青春映画の傑作! 青葉繁れる(1974)
仙台市を舞台にした日本の青春映画の大傑作!
監督は岡本喜八。
自分が一番好きな日本の青春映画だ。
最近厳しくなった倫理規定によりテレビなどで放送されることは永遠にないだろう。おそらくDVDで発売される可能性も低い。
もしどこかで上映されたなら絶対見るべき青春映画のおすすめ!
原作は井上ひさしの小説。
監督は名匠岡本喜八。
「日本一の名門校・日比谷高校」から「東北一の名門校・仙台一高」に転校してきた渡部俊介(わたべ しゅんすけ 草刈正雄)が、仙台一高の落ちこぼれ4人組と巻き起こす明朗青春劇として描かれている。
視点は落ちこぼれの一人である主人公田島稔(丹波義隆)。
主人公たち高校生の行動を支えているのは異性への興味である。
とにかくほぼほぼ「女」がらみで物語は進んでゆく。
地元の高校生である主人公は純情ではあるが性知識だけは(間違っているのもふくめて)豊富に持っており、持て余している。
登場人物として印象的なのは東京からのカッコイイ転校生渡部俊介を演じた草刈正雄。
渡部俊介とにかくカッコよく頭も切れる(ただし学業は低空飛行である)が、その能力を異性への興味にしか使わない。
わけあってテレビでは放映できないので、とにかくチャンスがあったらぜひ観てほしい。
ハナ肇の校長先生がなかなかいい味を出している。