アニメの監督にはどうやってなるの?
アニメが大好きでTVを見てくれてありがとうございます。
視聴者の中にはいつかアニメの監督になってみたいけど、どうやって監督になればよいのか分からない人が多いと思うので説明したいと思います。
疑問はいくつもあると思います。
監督になる方法って何だろう?
まずは絵の勉強をしたほうがいいのかな?
制作から監督になった人がいるけど、かならず制作進行からやらなければならないのかな?
撮影技術はマスターしておいたほうがいいのかな?
演出論などの本を読んでおいたほうがいいのかな?
疑問はいくつもあると思いますがそれについてお答えします。


結論から言うとどのようなルートをたどっても監督になれます。
例えるなら「東京」から「大阪」へ向かうときに移動手段は、飛行機・新幹線・長距離バス・車・自転車・ヒッチハイク・徒歩など多種多様な方法がある。
監督への道も同じだ。
「監督」という行き先のイメージがブレないならどんな経路をたどろうと、必ずそこにたどり着く。
自分の知る範囲で監督になった人の前職は「演出」「作画監督」などが最も多く、「演出」「作画監督」になる前は何をしていたのかと言うと、「演助」「制作(制作進行・設定進行)」「原画」「撮影」「色指定(色彩設計)」などがいるようだ。
中には監督になる前は「飲み屋のバーテン」なんて人もいる。
バーテンのバイトをしていたところ客のプロデューサーに気に入られいきなり監督に抜擢されたらしい。
いろいろな道があるものだな。
ちなみに自分の場合は19歳で監督を夢見て21歳で北海道から上京し、29歳で演出になり、44歳で監督になった。
同僚や後輩に先を越されて悔しい思いもしたことがある。
監督になった年齢は業界では遅い方だと思うが、よく諦めなかったものである。
こんな感じで目標にブレがなく諦めなければ、なんとかたどり着くことができるのだ。

あと、どんな勉強をしておけば良いですか? という質問が多くあるが、その中でも代表的なものに、
「絵は描けないとダメなの?」
というものがある。
結論は描けないより描けたほうが良い。
しかし、絵が上手ではない監督(演出)は大勢いる。
私もそうだ。
だから絵がうまくなくても心配することはない。
その分を何かで埋め合わせすればよい。
映画を観たり読書をしたり旅行に行ったりゲームをしたり。
何でもいいから行動に移してやっておくと良い。
何かをすればそれが必ず肥やしになる。
一番いけないのは何もしないで部屋でゴロゴロしていることだ。
現在、アニメの本数は増加傾向にあるようだ。
なので演出や監督になるチャンスも増加するだろう。
さあ、監督になりたければ何かしてみようじゃないか!

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