アニメ助監督のお仕事『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 』
さて、今回の助監督のお仕事は2012年の『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 』である。
前回の『探偵オペラ ミルキィホームズ』からの続投である。
前回の仕事ぶりは以下のリンクから確認していただきたい。
そさて、続編の第2幕だが内容はこんな感じだ。
前作とそれほどムードは変わっていないはずだ。
しかし、助監督である私には大きな変化があった。
仕事の内容はもっぱらオールラッシュ後のリテーク処理を担当することになったのだが……。
製作開始の頃、制作担当がやってきてこう言った。
「今回のギャラは8割でいいですか?」
前作は一週間のうち助監督の仕事はリテーク処理の2日とアフレコ・ダビングの1日だけだったのでギャラはこれくらいで良かろうとの判断らしい。
アニメの放送前からテンションはだだ下がりである。
しかも今作は前回に比べてスケジュールがあったためリテーク期間が倍の4日間となり、コストパフォーマンスは0.8×0.5となり、前回の4割程度の体感収入となった。
これではやっていけないな。
この先、助監督としてのオファーがあった場合、何か策を考えねばならぬなあと大いに思ったのであった。