ビビりが語るホラーなテレビ番組
子供のころから怖いものが苦手でテレビで怪奇物などを観ては夜中にトイレに行けなくなるというビビりであった。
なぜビビりのくせに怪奇物を観るのかというと、テレビでいきなり始まってしまい途中でやめてしまうと祟られるのではないかとか、怪奇な謎が解ければすっきりするのではないかと思いつい最後まで観てしまうのだ。
しかしたまには謎が解けないまま終わる作品もあり、ああいうのがビビりにとっては尾を引いて一番やっかいなのだ。
怖かったテレビ番組での思い出は『ウルトラQ』の『悪魔ッ子』の女の子とか『ガラダマ』のセミ人間とか『2020年の挑戦』のケムール人が怖かった。
ケムール人は走ってパトカーを追い抜く走力を持っているので、出会ったらおしまいだと当時の小学生は恐怖したのだ。
『悪魔ッ子』は空を飛んでいるセスナの横に女の子が浮いて着いてきているのがとてつもなく怖かった。
中学生になって初代仮面ライダーの第1話『怪奇蜘蛛男』はびびりながらもなんとか最後まで完走したが、予告で第2話が『恐怖蝙蝠男』と知って速攻で切った。
とまあそれくらいビビりなのである。
子供の頃の最大のトラウマテレビ番組が1968年に放送が始まった『怪奇大作戦』だった。
ビビりの私はタイトルを観ただけで視聴をやめていたが、この番組がクラスで話題になり、話についていこうと一本だけ観てみることにした。
タイトルは『恐怖の電話』
謎の音波を電話で流し、それを聞いた人間を発火させるというすごい設定の話だった。
話の冒頭に名前を名乗らない人物からの電話を娘から受け取った中年男性が、受話器から発せられたキーンという高音とともにブワッと全身から発火して、炎に包まれたまま居間にぶっ倒れるというシーンを観た瞬間に、私はテレビを消した。
その続きを観たのは二十歳を越してからである。
しばらくたって怪奇大作戦をもう一本だけチャレンジしてみようと思い観たのが『青い血の女』
これは怖い。とにかく怖かった。
人形が意志を持ち老人を裏切った子供たちを殺して回るという設定でとにかく怖かったのだ。
詳しくはこちらで↓
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30933.html
これは生涯通じて三本の指に入る恐怖体験だった。
怖いが最後まで観て、怪奇の謎が解ければ安心して眠りにつけるのだが、この話では殺人人形の正体が最後まで分からないのである。
正体不明の怪奇現象。これは怖い。夜一人で眠れない。
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