不思議な球技 野球
つらつらと考えるに野球ほど不思議な球技はないと思う。
●時間制限がない。
9回の裏表までゲームを進めて得点の多いほうが勝ちになるが、何時に終わるのか全く見当がつかない。(特定の延長回で試合を打ち切るのは日本のローカルルールである)
サッカー中継などは試合中や試合後の予定を立てやすいが野球はそうはいかない。
いつ試合が終わるか分からない。
ただし昔の民放のテレビ中継は9回の攻防を見せてくれずに強制的に放送が打ち切られる場合が多々あった。
しかし一部の地域以外は放送が継続される場合があったが、自分の住んでいるところが一部の地域だった時の衝撃と絶望は計り知れないものがあった。
試しに延長の記録を調べてみると、
第59回全国高校軟式野球選手権大会準決勝の中京高校(東海地方・岐阜県)対崇徳高校(西中国・広島県)のサスペンデッドゲーム(一時停止試合)の続きが、8月31日午前9時過ぎに延長46回から、明石・トーカロ球場にて再開され、50回表に中京高校が3点を奪い、3-0のスコアで勝利し、午後に行われる決勝戦に進出した。
というのがあった。
ちなみにこの準決勝に続けて同球場で行われた中京高校対三浦学苑高校との間での決勝戦は、中京高校が2-0で勝利して2年ぶり7回目の優勝に輝いたそうである。
●監督の采配が勝利に貢献する割合が他競技に比べて高い。
日本だけかもしれないが監督の采配の重要性が高い気がする。
サッカーやラグビーは選手交代やハーフタイムなどでの指示があるが、野球はワンプレイどころか一球ごとにベンチからの指示が出ている場合があるという。
他球技に比べて監督の存在が大きいと思う。
●試合場が攻撃側・守備側から見て左右対称ではない。
サッカーやバレーボールなどは左右対称の試合場だが、野球とその類似系スポーツ(ソフトボールやクリケットなど)はそうなっていない。
ここまで書いていて左右対称の試合場ではない球技に思い当たった。
ゴルフだ。
他にも色々とあるかもしれない。
まあ、それはさておき次へ進もう。
●一番の不思議は攻撃側がボールを持っていないことだろう。
野球とその類似系スポーツ(ソフトボールやクリケットなど)以外は全て攻撃側がボールを持っている。
なので自分が攻撃しているにもかかわらずピッチャーから攻撃され(デッドボール)撃沈される場合があるのだ。