怪獣ブロマイドと幻灯機 人に見せる映像の原体験
自分の作った映像を他人に見せるという行為の原体験は、私が小学3・4年生ぐらい1960年代中後半の幻灯機だ。
テレビの工作の時間でやっていた手作り幻灯機に触発されて菓子箱で作ったのだ。
幻灯機の構造は下の動画とほぼ同じもの。
光源は60Wくらいの裸電球だったな。
押入れの中のものを外に出し、スペースを作って当時幼稚園くらいの弟を観客にして壁に貼った紙に映写したのさ。
映写したのは当時駄菓子屋で売っていた怪獣ブロマイド。
値段は確か一枚10円だったと記憶している。
ただこの上映場所は換気が悪く熱がこもるのでとてつもなく蒸し暑くなるのが欠点だったなあ。
こういうのを1枚ずつ映しながら、「突然ゴジラが現れましたー!」などと適当な物語をでっちあげて楽しんでいたのだ。
これがけっこう楽しかったのだよ。
後にTVアニメの道に進むこととなった原点はこれかもしれない。