仕事で携わったアニメたち 1989年②
■フリー演出時代
高橋プロで撮影を続けていたら、ギャロップ時代の後輩がコンテ込みの演出仕事を紹介してくれた。ああ、本当に後輩はありがたい。
1989年
桃太郎伝説

初めて絵コンテをやった作品。放送日は1989/12/18。
ハドソンのファミコンゲームでも有名だった桃伝をアニメ化。内容はゲームとはかなり違う。
それまで絵コンテを書いたことがなく、自分で書いた絵コンテで演出するのがとりあえずの目標だったので、
「コンテ演出でどうでしょうか?」と言われ、渡りに船とばかりに引き受けた。
もちろんこれが初コンテだとは聞かれなかったので言わなかった。
聞かれたとしても練習では書いたことがあるので、
「はい、絵コンテなら書いたことがあります!」と答えていただろう。
嘘は言っていない。
初コンテ作品だったのでかなり力んで仕事をしたが、前半はかなり空回りをしてしまった。
シナリオにはないギャグを監督に許可をもらって挿入し楽しみながら作業させてもらった。
ギャグに関して言えば私の原点的作品。
どちらかというとツッコミが薄くボケ倒す感じ。
登場キャラの「オニヒメ」と「つる」が思い出深い。両者とも声優はクレヨンしんちゃんで風間君を演じている真柴摩利さん。
にこにこぷん
NHKのアニメーション。絵コンテのみ1本だけ担当している。
Amazonで下の商品を見つけたがアニメパートが入っているのかは不明。

まんがはじめて面白塾
下請けで演出しました。
十五分で動画枚数400枚の制限があった教育的アニメーション。
通常のTVアニメだと動画枚数は1本で2500枚から4500といったところ。
私の担当回で動画枚数250枚で出来てしまった話数があり、おっかなびっくりの体で編集に行ったら、「今日のは動いていて面白いですね」と元請けの担当の方に言われてホッとしたことがある。



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