仕事で携わったアニメたち 2010年 ミルキィホームズ・劇場版 NARUTO短編など
会長はメイド様!
藤原ヒロによる少女漫画が原作。
監督は桜井弘明。
ストーリーは、
かつては男子校で、現在は共学校の星華高校は未だに男子の数が多く、女子は肩身の狭い思いをしていた。
そんな中、初の女生徒会長になった男勝りな女子高生鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。
屈強かつ強い美咲は男子を圧倒するが、彼女には学校では決して見せない一面があった。
それは、苦しい家計を助けるため「メイド喫茶」でアルバイトをしていること。ある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまう。
といったラブコメ。
各話の絵コンテ・演出を担当している。
迷い猫オーバーラン!
松智洋によるライトノベルが原作。
アニメはスーパーダッシュ文庫の第1巻から第3巻までに該当するが、原作に沿った部分は少なく、序盤と終盤以外のほとんどがアニメオリジナルエピソードである。
各話をそれぞれ別の監督が担当する「各話監督制」を採用している。
なんとも不思議なシステムのおかげで第6話の監督・脚本・絵コンテ・演出を担当させてもらった。
担当話数のストーリーはほぼオリジナル。
打ち上げの時に松智洋氏と話した時に、私の脚本を受け取りページを開いたところエジプトとかナスカとか書かれているのを目にとめて、内容を見ないで即OKにしてくれたとのことだった。
ありがたいことである。感謝している。
たまごっち! (2010年、絵コンテ)
細かいところがどうしても思い出せない。
すいません。
探偵オペラ ミルキィホームズ (2010年、助監督・演出)
ブシロードが2010年12月16日にPlayStation Portable用ソフトとして発売した日本のアドベンチャーゲームが原作。
2010年に第1期、2012年に第2期、2013年に第3期、2015年に第4期が放送された。
原作であるゲームの設定を踏襲しつつ、ストーリーはアクシデントで「トイズ」を使えなくなってしまったミルキィホームズたちが悪戦苦闘する、というアニメ独自の展開になっている。
というかギャグに思いっきりシフトしている。
監督は森脇真琴。
自分にとっては助監督デビューになる作品である。
屍鬼 (2010年、絵コンテ)
小野不由美作のホラー小説が原作。
外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている人口1300人の小さな村。
そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。
村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。
しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。
スティーブン・キング風のホラーだ。
監督はアミノテツロ。
私はコンテを1本担当している。
劇場版 NARUTO -ナルト- そよ風伝 ナルトと魔神と3つのお願いだってばよ!!(2010年、監督・脚本)
漫画『NARUTO -ナルト-』を原作としたテレビアニメの劇場版『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー』の併映作品。短編。
少年時代のナルト達を中心とした同時上映短編映画。
壺の魔神役として天野ひろゆき(キャイ〜ン)がゲスト出演している。
久々の劇場監督作品。
原作を知らなかったのでオファーを受けてからNARUTOの少年時代を読破して脚本を書き上げた。
公開している劇場へ行き、こっそり後ろの方で観た。
子供が笑っていたのでとても安心した。