古いアニメ映画のおすすめは? 哀しみのベラドンナ(1973)
今回の古典アニメのおすすめは哀しみのベラドンナ(1973)
製作は虫プロダクション
監督 山本暎一
脚本 福田善之
これまで紹介したアニメとムードが一変。子供向けではなく大人向けのアニメです。
『千夜一夜物語』『クレオパトラ』と続いた虫プロダクション制作の劇場用大人向けアニメシリーズ「アニメラマ」の成功を受けて制作された劇場用映画第三弾。
『悲しみのベラドンナ』は娯楽性が強かった先の3作とは違い、「アニメロマネスク」というキャッチフレーズで文芸色を深めたストーリー、耽美的芸術的グラフィックに満ちた作画がされているのが特徴です。
ちなみに手塚治虫は虫プロの社長をすでに退いていた時期であり全くのノータッチでした。
当時としてはかなりチャレンジなビジュアルだったと思います。
国内興行では赤字に終わり、虫プロの倒産を招いた、とWikipediaにありますが、アニメおやじにとっては好きな作品のひとつです。
DVD
虫プロ・アニメラマ DVD-BOX