古いTVアニメのおすすめは ジャングル大帝(1965)
アフリカのジャングルを舞台に、白ライオンのレオを中心とした一家三代とそれにかかわる動物たちや人間たちの群像を描く大河ドラマ。
漫画の神様、手塚治虫がディズニーに挑んだ日本初のカラーTVアニメだ。
当時のカラーテレビのブラウン管はまだ性能が低く、真っ白なレオが登場すると「ブーン!」と画面がうなりを上げたそうな。
まだカラーテレビが家庭に完全に普及しておらず、カラーで観ても白黒で観ても違和感のない色彩設計に苦労したと、この撮影監督である清水達正さんに教えてもらったことがある。
さてこのアニメの見どころはお話もそうだが、なんと言ってもオープニング映像だ。
昔見たアニメというのは大抵の場合思い出補正がはいっており、後日に再見した時に「あれっ、こんなんだったっけ?」となる場合が多いのだが、この作品は違う。
今見てもクオリティーが半端ないことはすぐわかる。
冨田勲作曲の壮大なテーマにのって飛ぶ鳥の大群のシーンは鳥だけに鳥肌ものだ。
オープニングを観るだけで元が取れる。
おすすめ!
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