大正野球娘。の監督の野球の実力は?
私は2009年に放送された『大正野球娘。』で幸運にも監督をさせていただいた者である。
ありがたいことだ。
で、その私の野球の実力はどのくらいのレベルなのだろうか?
結論から言おう。
ヘボである。
草野球チームに選手が9人ならライトを守り(打球が飛んでくる確率が低い)、10人ならベンチに座っているだろう。
私は高校時代陸上競技をやっていた。
足は一般人より早かったが自分の種目は長距離であった。
持久力はあったが瞬発力には欠ける。
ダッシュ力がないので短い距離を走るのは遅かった。つまり盗塁には向いていない。
そもそも野球は瞬発系のスポーツである。
プレーは何度も中断し、少しの間休憩できる。
最も長いプレーはおそらくランダウンプレイ(英:Rundown play 挟殺)かランニングホームランでせいぜい十数秒の出来事だろう。
つまり何が言いたいかというと、野球のプレーで持久力の出番はほとんどない。
私は肩も弱く遠くにボールを投げることができない。
さらに目が悪いのでフライも捕れず、反射神経が鈍く股関節が硬いのでゴロも捕れない。
草野球時代の通算打率は1割くらいだったはずだ。
エラーは覚えていないくらい数多くやっている。
2アウト満塁の3点差で勝っていた試合でライトを守り、逆転サヨナラエラーをしたこともある。
後逸した打球を追っていたら味方から、
「もう追わなくていいよ」
と言われたっけ。
泣けるぜ。
ここまで書いてきて思ったが、私は野球をしないために生まれてきたのではないだろうか?
私は野球が好きだが、野球は私を愛してくれなかったのである。
辛いな。
それでも悲観することはあるまい。
SFアニメをやっていた監督が全員宇宙に行ったり超能力を使えるわけがないのだから。