将棋には王将と玉将が存在する件
将棋を始めたのは2014年の第3回将棋電王戦がきっかけなので、将棋歴はかれこれ六年になる。
棋力の方はというと未だに級位者である。
始めて一年ぐらいでキュキュッと上がった時には俺には将棋の才能があるのではないかと思ったが、それは勘違いであることがすぐに立証された。
最近は勉強不足と気力不足が相まって水平飛行を続けている。
そんな私でも上位者に連勝することもある。
その日は調子が良く上位者に三連勝した。
段持ちとの駒落ち戦にも勝利した。
こちらがうまく指したというより上位者がなぜか無理攻めをしてきたので、うまく咎めて勝たせてもらったという感じの将棋だった。
ご機嫌で家に帰って勝利を反芻しながらネットで将棋について調べていると、こんな記事が目に留まった、
上位者(後手または上手)が「王将」を使い、下位者(先手または下手)が「玉将」を使うのが慣例となっている。
私はどういうわけか逆だと思い込んでいて上位者に向かって、
「これどうぞ」
と玉将を差し出しだしていたのである。
つまり下っ端が俺の方が上位なんだからお前はコレにしろと言っているようなものである。
そりゃあムキになって攻めてくるよね。
あの時の対戦者さん。すいませんでした!