私の将棋の得意戦法『2手目△3二飛』
私の趣味のひとつに将棋がある。
得意戦法は『2手目△3二飛』である。
なんだそれは? という人のために説明すると、
後手番の戦法で先手の相手が歩をついて角道を開けたら、ためらうことなく飛車を横へスライドさせて自分の角にくっつける。
下の画像がその二手目である。奥側が先手、手前側が後手である。
Wikipediaによれば、
- 創案者はアマチュアから三段リーグ編入試験で関西奨励会に編入した今泉健司。久保利明経由で関東に伝わる。谷川浩司は研究会で久保に指されたことによりこの指し方を知ったという。
- 実戦では、長岡裕也が2007年12月11日の竜王戦6組で佐藤天彦を相手に公式戦で初めて用いた(結果は佐藤天彦の勝ち)。その後、久保がA級順位戦で、羽生善治が朝日杯の準決勝で用いて注目を集めた。この戦法により、今泉は奨励会員として初めて第35回升田幸三賞を受賞した。
今泉氏は2014年度に実施されたプロ編入試験に合格し、41歳という最年長でプロ棋士四段となった根性の人だ。
あやかりたいものである。
この戦法の良いところは比較的使い手が少ないので、将棋ウォーズというゲームで対戦したときにこの手を指すと相手が考えてくれるので、持ち時間的に優位に戦えるところだ。
ところで私の得意戦法とうっかり書いてしまったが、正確には後手番での採用率が高い戦法というのが正解である。
実際のところ『2手目△3二飛』での勝率は五割を切っている。ううむ。
得意戦法があってウォーズ2級というのが自分的には情けな気い気がするので、戦法発案者の名を傷つけぬよう今後精進してゆくつもりである。